nakaoka3の技術ブログ

2023年中に52本なにか書きます

Elastic Stack実践ガイド[Elasticsearch/Kibana編] を読んだ

もしクエリの結果が期待した通りでなかった場合には、Analyzerがどのようにテキストを処理しているのか、一度確認することをお勧めします。 (Elastic Stack実践ガイド[Elasticsearch/Kibana編] Kindle版, p176)

Elasticsearchを使った検索の問題にたまたま遭遇し、基本的なことを知っておきたいと思い、Elastic Stack実践ガイド[Elasticsearch/Kibana編] にざっと目を通した。

第1章ではElasticsearchが登場した背景や、ElasticsearchとApache Luceneの関係が解説されていた。またライセンスについての説明もされており、AWSとライセンスのことで揉めていたことの背景への理解が深まってよかった。

第2章では用語と概念の説明などの基礎が説明されいた。用語についてふんわりとした理解しかできていなかったので、丁寧に説明されていて役に立った。

第3章が「ドキュメント/インデックス/クエリの基本操作」ということで、アプリケーションを開発するのに役に立ちそうな内容が説明されいた。ドキュメントにも同様の内容は書いてあるかもしれないが、日本語の書籍の形になっているとざっと重要な事項を把握するのにいい。

第4章ではまずAnalyzerについて書かれた。英語向けのAnalyzerと日本語向けのAnalyzerのどちらも説明されていた。英語向けの内容は実務ではあまり触らないので知識として知っておけて良かった。日本語向けの内容は実用的な内容でとても役に立たった。冒頭の引用も第4章のものだ。

第4章のAggregation移行は読んでない。また、今回遭遇した問題と関係ないのでKibanaのところも今回は飛ばした。

総じてわかりやすくまとまっていたのでおすすめです。Kindle Unlimited にも含まれています。