macにはショートカット.appというアプリが入っている。「アクション」を組み合わせた一連の処理をショートカットとして登録しておくとワンクリックで実行できるという機能だ。複雑なロジックをショートカットで組み立てるのは大変そうだが、トリガーや入出力の取り回しが便利そうなので使ってみた。
記事中で使っているmacOSはSonoma(macOS 14)、ショートカット.appのバージョンは7.0(2106.0.3)です。
時計.appでタイマーを開始する
「10分間だけ〜をやろう」というように、時間制限をつけて作業するときに使う。
変数を指定する方法が独特でわかりにくくて苦労した。右クリックすると選択メニューが表示されるというのは、一度見つけたらわかるが、初見ではわからなかった。なんとなくXcodeを初めて触ったときを思い出した。
「メニューバーにピン固定」のチェックを入れておくとメニューバーから実行できるので便利だ。
Homebrewの更新をする
Homebrewでインストールしたパッケージを更新するのに使う。
「シェルスクリプトを実行」というアクションでシェルスクリプトの実行ができるのでHomebrewでインストールしているパッケージの更新もできるようにした。
ショートカットは以下のようなコマンドで実行する事もできる。
$ shortcuts run "check brew"
これの何が嬉しいかというと、成功して標準出力があるときにダイアログを表示したり、失敗したときに通知が送られる。
上記のコマンドをcronなどを使用して定期的に実行しておけば、更新がないときは静かに成功して、更新があったときや失敗したときだけ結果を表示するということもできる。
このようにターミナルから実行できるスクリプトも、ショートカットで実行するとmacOSのGUIと統合された体験ができる。
まとめ
いくつかショートカットを作ったけど、たいていシンプルなものばかりだ。ショートカットには「if文」などのアクションもあるけど、辛そうなのでやってない。ロジックがあるときはスクリプトに書いて、トリガーや入出力のためにショートカットを使うのが楽そうだ。